ゴミ屋敷からの引っ越しは業者に断られる?引っ越し前に知っておきたい注意点

ゴミ屋敷に住ゴミ屋敷に住んでいるけど、引っ越しを考えている方へ。

「ゴミ屋敷のまま引っ越し業者に依頼できるのかな。」
「引っ越し時に何か注意すべきことはあるの。」
そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事では、ゴミ屋敷からの引っ越しが困難な理由や注意点、そしてスムーズな引越しを実現するための対策を解説していきます。

□ゴミ屋敷からの引っ越しはなぜ難しいのか

ゴミ屋敷からの引っ越しは、多くの引越し業者から断られてしまうケースが多いのが現状です。
それは一体なぜなのでしょうか。

1: 作業時間の予測が難しい

引越し業者は、1日に複数の引越しを行うため、スケジュールが細かく決まっています。
ゴミ屋敷からの引っ越しは、不用品の分別や処分に時間がかかり、作業終了時間が予測しづらいのが現状です。
見積もり時には、作業内容や作業時間を計算し、必要な時間と人員が確保できるか確認し、調整が行われます。

しかし、ゴミ屋敷から引越しを行う場合、引越し業者が予定した時間を大幅に過ぎてしまう可能性が高く、他の顧客に迷惑をかけてしまうだけでなく、会社の信用問題にも繋がります。
そのため、多くの引越し業者は、ゴミ屋敷状態からの引越しを敬遠してしまうのです。

2: ゴミや不用品の処分を請け負っていない

近年では、不用品回収サービスや梱包作業などを請け負う「おまかせパック」を提供する引越し業者も増えています。
しかし、ゴミ屋敷にある荷物は、大部分がゴミと不用品です。
家具家電の有料引き取りや不用品買取を行っている業者もありますが、対象品目や数量には条件と制限が設けられており、ほとんどの引越し業者はゴミの回収や処分は請け負っていません。

特に、不燃ゴミや燃えるゴミといった生活ゴミに関しては、全ての業者で引き取りを行っていないため、片付け作業ができないのです。
このように、引越し業者は不用品の処分に対し制限が多いため、ゴミ屋敷状態からの引越しは断られてしまうケースが多いのです。

□ゴミ屋敷からの引っ越しを成功させるための注意点

ゴミ屋敷からの引っ越しをスムーズに行うためには、いくつかの注意点があります。

1: 自身で片付け可能な量なのか確認する

まず、自身で片付け可能な量なのか、質なのかを確認することが重要です。
もし、自身で片付けられると判断した場合でも、部屋の広さや片付けに対応できる人数を確保できるのか、しっかりと計画を立てる必要があります。
ゴミ屋敷の片付けは、一般ゴミや可燃ごみの片付けや分別はもちろんのこと、粗大ゴミの運び出しや処分、ハウスクリーニングといった清掃作業など、多くの作業を伴います。

これらの作業を効率的に行うためには、最低限2人、できれば4人程度の協力が必要となります。
周囲に片付け作業を手伝ってくれる人がいれば、自身で片付けるのも一つの選択肢ですが、時間や労力を考えると、専門業者に依頼する方が確実です。

2: 害虫駆除や特殊清掃の必要性を確認する

ゴミ屋敷では、害虫の発生や悪臭、カビなどが発生している可能性があります。
引っ越し前に害虫駆除や特殊清掃が必要となるケースも少なくありません。
害虫駆除や特殊清掃のサービスは、多くのゴミ屋敷片付け業者で提供されていますが、別途料金がかかる点は理解しておきましょう。
見積もりを取る際には、害虫駆除や特殊清掃が必要かどうかを確認し、費用についても相談するようにしましょう。

3: 近隣住民への配慮を忘れずに

ゴミ屋敷に住んでいたことで、近隣住民に迷惑をかけてきた可能性も考えられます。
引っ越し前に、近隣住民への挨拶と、引っ越し作業中の騒音やごみ出しなどへの配慮を忘れずにしましょう。
また、引っ越し後も、新しい住居で近隣住民と良好な関係を築けるように心がけましょう。

4: 事前に分別を徹底する

ゴミ屋敷の片付けでは、分別が非常に重要となります。
引越し前に、ゴミの種類ごとに分別を行い、分別が難しいものは、専門業者に相談するようにしましょう。
分別を徹底することで、不用品処分にかかる費用や時間を削減できます。

□まとめ

ゴミ屋敷からの引っ越しは、作業時間の予測困難さや不用品処分への対応制限などから、多くの引越し業者に断られるケースが多いです。
しかし、自身で片付け可能な量なのか確認したり、害虫駆除や特殊清掃の必要性を確認したり、近隣住民への配慮を忘れずに、事前に分別を徹底することで、スムーズな引っ越しを実現できます。

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