今回の特殊清掃の現場は、この家の2階でお一人暮らしをされていたお父様が孤独死され、その息子さんからの依頼でした。
実は、今回作業に入る前に、弊社がこのお部屋の家財を撤去し、床の体液を拭き取りをさせて頂いておりました。
その時は、「とりあえず部屋の中に入れるようにして欲しい」と言う事で、緊急で駆け付けた事から、その際の現場写真はありませんでした。
お部屋の亡くなった個所には、コタツ敷布団が敷いてあり、その下に更に断熱のマットが敷いてあったので、コタツ敷布団はもちろん、断熱マットの下全体まで体液が広がっており、部屋の8割が体液で汚染された状態でした。
これを丹念に拭き取りしたのが、1回目の作業でした。
この作業からほどなくして、1階の天井に黒いシミが出来ている事や、2階のお部屋の床をリフォームしたいので、リフォームが入れるように汚染された床を抜き、1階の天井裏を見て、全体のリフォームにかかるお金も見積もって欲しいというご依頼を受けました。
それでは、ビフォアアフターを見て頂きましょう。
前回体液を綺麗に拭き取ったので、一見何も問題が無い様に見えます。(2枚)
巾木の裏に、黒い体液のシミがあるのが判ります。もちろん死臭も強く出ておりました。
太い柱はもちろん、床を支える横木を傷つけないように、丁寧に床を剥がしてゆきます。
下の1階天井部分までに染み出している事が判ります。
撤去するとリフォームに影響するところは、体液を削り取り、その後塗料を塗布し、臭いを防ぎます。
綺麗に白くなっている個所が汚染された箇所でした。
左手は綺麗に削りましたが、右手下の横木は汚染個所が沢山ある事が判ります。
作業は3名で1日(約6時間)でした。(廃棄はお客様がご自分でやられました。)
この後、弊社提携のリフォーム会社が入り、無事リフォームを完了いたしました。
「天井裏は、体液が色々な所から染み出し、1階の天井にまで垂れていたことが判りました。大変な作業だったと思いますが、これでリフォームすれば何とか住めるようになると思います。2度も来て頂き、本当にありがとうございました。」というお言葉を頂きました。
最後になりますが、故人のご冥福と、お客様の今後のご多幸を心からお祈り申し上げます。
私共に2度もお仕事を下さり、衷心よりの感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
*:スマートフォンの方は、特殊清掃の専用サイトがありますので、 https://www.cocoroterrace-seisou.com/lp2/ 是非こちらもご覧ください。(URLをクリックすると画面が変わります)