今回の特殊清掃、猫屋敷は、実際に作業するまで約半年かかった案件でした。
ご紹介はこのマンションの管理会社からでした。
この案件は、最初の見積時は相当な多頭飼いの猫屋敷で、臭いも相当にきつく、各部屋のフローリング(床)はもちろん壁も糞尿で非常に酷い状態でした。
また壁がコンクリートの打ちっぱなしだった事から、通常の壁紙があるお部屋と違い、壁の清掃も必要でした。
よって、作業が広範囲になるので、見積金額も高かったのですが、管理会社様にスケルトン状態を提案しました。
提案によって、スケルトン状態になった後で作業をさせて頂いたので、金額も安くなりました。
実際の作業では、猫が尿を掛けている場所(臭いがある場所)を、鼻と特殊な光源を利用し特定し、洗浄いたしました。
また光源を使うため、窓をブルーシートで覆い、可能な限り暗くしてから作業を致しました。
そして猫は部屋の隅に糞尿をするので、部屋の四隅だったところや柱がある場所に、臭いを吸着させる炭入りの塗料を塗り、その上から防水ペンキを塗る処理を致しました。
それでは、ビフォアアフターを見て頂きましょう。
緑色に光っている場所が尿反応です。
作業は4名で2日(約16時間)でした。
今回はスケルトンで空間が広かったこともあり、2台のオゾン脱臭機を同時に使用し、脱臭を致しました。
苦労の甲斐あり、作業の結果、臭いはほぼ取れ、大家様にも喜んで頂けました。
最後になりますが私共にお仕事を下さった管理会社、大家様に心からの御礼を申し上げます。
ありがとうございました。