今回のゴミ屋敷清掃は、過去にやった案件の中でもベスト3に入る程の案件でした。
この部屋に15年以上暮らしていらっしゃいましたが、ゴミが溢れ、現在は別の部屋を借りていらっしゃるお客様からでした。
見積時に、ドアを開けるとゴミが壁の様にそびえ立っており、中には入れず。(登れず)
持っていた脚立に登ってから部屋に入りましたが、天井近くまで不要物があったので、奥の2部屋は全く見ることが出来なかった為、寸法から不要物の量を割り出し、見積を致しました。
また、大量のペットボトルの中には、ほぼほとんどに尿が入っており、これを出すだけで、作業日全てに2名を張り付かせ作業を致しました。
ペットボトルに尿が入っているままだと、リサイクルができない為(処理施設に受け取ってもらえない為)、尿を出した後に、水洗い&消毒をする必要があるのです。
作業としては、このペットボトル処理作業自体にかなりの労力と時間が割かれました。
ただ、このように大量にゴミが在りすぎると、入り口からしか作業を進められないので、作業人数は比較的少なめで済みました。
別に、駐車場には、お客様の車検が切れた車もあり、この車の中のゴミの撤去と、車のキーをアパートの中から探し出し、車の処分のご依頼も頂きました。
今回の作業実績は、ビフォアアフターを写すことが出来ず、作業の進行具合を見て頂く事になります。
それでは、ビフォアアフターを見て頂きましょう。
壁がせり立って天井が見えていますが、キッチンの全貌は見えませんでした。
やっと玄関正面の壁が見てきて、左に洗濯機を発見しました。
3部屋目が見えてきました。
作業は5日、初日は4名、2日目~4日目は5名、最終5日目は4名で、延べ作業時間は31時間でした。
買取は無く、廃棄は約110立米(2tトラック11台分)でしたが、うちペットボトルがなんと約45立米(2tトラック4台半)分もありました。
この部屋に入っていた尿入りペットボトルは、廃棄全体の約41%を占めていました。
尿が入ったいた際の重さは相当なはずで、1階だったからよかったものの、2階だったら床が抜けていたのでは?と思ってしまいました。
「本当にありがとうございました。ここを退去できずに困っていましたが、これで何とか目途がたちました。ペットボトルの処理をお安くやって頂いたので、廃棄代が当初より安くなって本当に感謝しております。車に関しても、よく部屋から車のキーを見つけてくださいました。全てが終わり本当にほっとしています。ありがとうございました。」
と何度もお礼を言って頂けました。
最後になりますが、お客様の今後のご多幸を切にお祈り申し上げます。
私共にお仕事を下さり心からの感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
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