今回の特殊清掃は、いつもお世話になっている遺品整理士の方からのご紹介案件でした。
1軒家の案件でしたが、何でも地元の不動産会社様が、お客様より売却のご依頼を受けた様ですが、買取するためには、家財の撤去と、特殊清掃をしてからという話だったそうです。
その流れからリフォーム会社様に買取後のリフォームの話が来たようでしたが、困ったリフォーム会社様が、遺品整理様にどこか良い特殊清掃の会社を知らないかというご相談を遺品整理士の方にされ、弊社をお客様にご紹介くださったという事でした。
よって、お客様ともお話を致しましたが、この一軒家は、既にお母さまとご離婚されたお父様がお一人暮らしだったようで、相続者となる息子さんでした。
既に何年も前のことなので、必要なものはないという事で、ほぼ全撤去になりました。(もちろん、撤去時には重要と思われる物はいったん残し、お客様に要不要を聞いております)
お亡くなりになっていたのは、リビング入口に近い部分の壁際で、リビングの入り口、そして玄関側の廊下にも大量の血痕がありました。
壁際でお亡くなりになると、隙間から床下に体液が漏れ出す可能性が高く、壁や床の撤去の必要があると判断いたしましたが、実際には床下にも大量の体液が漏れていました。
また亡くなった壁の裏(玄関廊下側)には、収納がありましたが、実際に撤去すると収納側の床下にも体液の漏れがありました。
また、壁や床を撤去した事により、リビングと玄関廊下そして階段と、非常に広い空間となってしまったため、臭いのチェックが出来ない事からビニールを貼り、ゾーンを区切り、臭いのチェックを致しました。
壁紙を全部屋剥がしましたので、この作業でまる1日かかりました。
また別によくある事なのですが、大量の血痕や体液があると、警察が洗面や浴室で体液が付着した手や靴を洗い流すことがあり、今回の案件では、亡くなったところとは別の浴室の中に死臭があり、浴室の洗浄も致しました。
それでは、ビフォアアフターをご覧ください。
ここはお亡くなりになった際に閉め切られたてたようでここだけ死臭がありませんでした。
体液が余計なところに広がらないための作業です。
可能であれば床を撤去することでリフォーム代が高くなるので、まずは表面を剥がし、床材への体液浸透を確認しましたが、写真のように浸透がありました。
壁を撤去して壁と床の木材を取りましたが、3枚目のように体液が浸透していましたので、次に床の撤去作業に入りました。
汚染されていない床下の横柱を切り取らないために、のこぎりの歯の深度を調整して撤去します。電ノコは、切断と同時に集塵ができる集塵機を接続して、体液が付着した木の粉が飛散しないように切断しました。
床の基礎のコンクリートを伝って、体液が漏れ出していることが分かります。また、基礎の上の木材の隙間にも体液浸透が見られました。
床下のパイプを伝って床下の奥まで体液の浸透がありました。
家財撤去作業は3名で約1日、特殊清掃は延べ7日間通いました。
「作業ありがとうございました。本当はここには来たくなかったのですが、確認は必要なので来ましたが、臭いはありませんね。(お客様はこれまで一度も家の中には入られていない)
これで、売却まで進めます。ありがとうございました。」
というお話を頂戴いたしました。
また、リフォーム会社様、不動産会社様にも臭いが無いことをご確認頂いて納品を致しました。
最後になりますが、故人のご冥福と、お客様の今後の更なるご多幸、そして遺品整理士の方や、関係各所様の益々のご発展を、心よりお祈り申し上げます。
私共にお仕事を下さり、衷心からの感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
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