今回の特殊清掃は、この部屋に住む方が孤独死され、その甥っ子となる方よりのご依頼でした。
お聞きするところによると、この部屋には40年近く住んでいらっしゃったそうで、床は見えていましたが、各部屋は物が高く積み上げられ、収納はパンパンに詰まっており、かなりの物量でした。
また、ここはエレベーターの無い4階の一番奥の部屋で、マンション入り口からゆうに100mあり、階段もかなり長いタイプの階段でした。
加えて、車両の置き場所が無いことから、ある程度溜め込んだら一気に降ろし、車両を移動してきて積み込むという方法で搬出したかなり過酷な現場でした。
キッチンには、大量の飲み物や瓶詰物、缶詰があり、中見出しも相当にてこずりました。
それでは、ビフォアアフターを見ていただきましょう。
作業は4名で3日、買取は金属類・雑貨の1立米の2500円、エコステーション行きの本・段ボール・衣類が約10立米、廃棄は約44立米の合計55立米でした。(上記金額に廃棄代は含まれておりません。直接処分場にお客様がお支払いされました。金額は、約63000円)
搬出が過酷だったため、流石に作業員全員が疲れ果てておりました。
「本当ここはかなり大変だったと思いますが、ご苦労様でした。お世話になった伯父だったので、最後にきちんとしてやろうと思って、御社にお願いいたしましたが、見事にやり遂げて下さり、万感の思いです。皆さん本当は苦しいのに、明るく作業をされており、見ているこちらも良い気持ちになりました。伯父もあの世で見いたでしょう。ありがとうございました。」
という嬉しくもあり、そして思わずうるっと来るお話を頂戴しました。
最後になりますが、故人のご冥福をお祈りするとともに、お客様の更なるご多幸、ご健康を心よりお祈り申し上げます。
私共にお仕事を下さり、伏して御礼を申し上げます。
ありがとうございました。