今回の特殊清掃・遺品整理は、一軒家の案件で、故人のお兄様からのご依頼でした。
この家は、コンクリートの打ちっぱなしで、3階建て構造になっておりますが、部屋の仕切りが無い構造でした。
お一人暮らしの故人が、体を壊され、お部屋で亡くなっているのが発見されたそうです。
お亡くなりになったのは、最上階の仕切りの無い3階の寝室でした。
仕切りが無いので、死臭が留まることなく、家全体に漂っており、コンクリートの内壁は臭いを吸うので、全ての消臭をしようとすると、大変高額になる事から、今回の特殊清掃は、人が入れる(遺品整理出来るレベル)にして欲しいというご依頼でした。
よって、家財撤去をする前に一度、体液汚染物の撤去と洗浄、木の床の消毒を致しました。
生前、バンドをやられていたようで、初回の一時消臭の作業時には楽器が所狭しと置かれていましたが、作業時にはご友人に譲られたり、売却されたのでほとんどない状態でした。
また、家が巨大な空間なので、酷く大量のハエが発生しており、駆除にも手間がかかってしまいました。
それでは、ビフォアアフターを見て頂きましょう。
作業は特殊清掃時に2名で半日、家財撤去は4名で1日の合計2日でした。
買取は、金属類と一部楽器で0.5立米の5800円、エコステーション行きの段ボール、本、衣類が約3立米、廃棄は20立米の合計23.5立米でした。(上記金額に廃棄代は入っておりません。処分場でお客様が直接お支払いされました。金額は約3万円でした。)
「ありがとうございました。なんとか家財を出すことが出来てほっとしています。この家を売るのか、解体して子供に新しい家を建てるのか・・・等、今後ゆっくり考えたいと思っております。色々なアドバイスありがとうございました。」
というお話を頂戴いたしました。
最後になりますが、故人のご冥福と、お客様ご家族御一同様の今後の更なるご多幸を心よりお祈り申し上げます。
私共に、お仕事を下さり、衷心よりの感謝を申し上げます。
ありがとうございました。